2022/09/30

2022−2023 インフルエンザワクチン接種について

今シーズンのWEBからの受け付けは終了しました。

接種希望のある方は電話でお問い合わせください。

>> 予約前に必ずお読み下さい「予約時の注意」

予約受付サイトアドレス:https://fs.net489.jp/uehr3131in/

上記にアクセスして「初回利用登録」をして下さい。

ログイン画面で「診察券番号」と「生年月日」を入力すると専用の「マイページ」が表示されます。
*この画面をブックマーク(お気に入り保存)すると便利です。

>>予約が開始前に登録は可能です。

予約完了などのメール配信希望の場合は「web@net489.jp」からのメール受信出来るよう設定して下さい。

*診察受付画面からリンクもされています。

 

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接種価格: 1回目 4000円 / 2回目 2800円 (税込)

        *1回目他院で接種し2回目を当院で接種の場合は2回目でも4000円となります。

 

予診票ダウンロード(PDFファイル)

 

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ワクチンの内容・接種回数・接種量について

 

今シーズンのワクチンは、以下の4種類を含みます。

A/Victoria(ビクトリア) /1/2020(IVR-217)(H1N1)pdm09
A/Darwin(ダーウィン) /9/2021 (SAN-010)(H3N2)
B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
B/Austria(オーストリア) /1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)

昨シーズンのワクチン株は以下の通りでした。

A/ビクトリア/1/2020(IVR-217)(H1N1)
A/タスマニア/503/2020(IVR-221)(H3N2)
B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B/ビクトリア/705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)

その前のシーズンのワクチン株は以下の通りでした。

A/広東-茂南)/SWL1536 /2019 (CNIC-1909)(H1N1)
A/香港/2671/2019 (NIB-121)(H3N2)
B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B/ビクトリア)/705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)

A型2種類+B型2種類の計4種類が含まれる4価ワクチンとなっています。

 

日本での標準的な接種量・接種回数は以下のとおりです

  6ヶ月以上3歳未満  0.25 ml
  3歳以上         0.5 ml    

  13歳未満は2回接種、13歳以上は1〜2回接種となっています。

*当クリニックでは、従来から下記のとおりWHO・米国の推奨接種回数を考慮した接種回数を基本として接種しています。

      6ヶ月以上3歳未満 2回接種
      3歳以上13歳未満 2019年10月以降に2回以上接種歴がある場合1回接種、 接種歴のない場合2回接種
      13歳以上 1回接種

 

米国でのインフルエンザワクチン接種勧奨は下記のとおりです。
参考:Prevention and Control of Seasonal Influenza with Vaccines: Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices — United States, 2022–23 Influenza Season

  9歳以上:1回接種

  6ヶ月以上9歳未満: 2回接種(4週間以上の間隔) → 今回が、初めてのインフルエンザワクチン接種

                                      昨シーズンまでにインフルエンザワクチンを2回以上接種していない

                 1回接種 → 昨シーズンまでにインフルエンザワクチンを2回以上接種している

 

WHOの接種推奨は以下のとおりです。

  9歳以上:1回接種

  9歳未満の小児:過去に接種歴がない場合は2回接種

  接種歴に関わらず、6ヶ月以上2歳未満は2回接種

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効果・副反応について

 

インフルエンザワクチンは、発症を阻止することではなく、インフルエンザによる健康被害を軽減することが主目的のワクチンです。

接種することでインフルエンザ罹患による健康被害のリスクを確実に軽減することが期待できますが、その効果は100%ではありません。

  ○健常者のインフルエンザの発病割合が70~90%減少
  ○一般高齢者の肺炎・インフルエンザによる入院が30~70%減少
  ○老人施設入所者のインフルエンザによる死亡が80%減少
  ○小児の発熱が20~30%減少

などが報告されています。
ただし、 ワクチンの株と流行するウイルスの株が大幅に異なる場合は効果はあまり期待出来なくなります。

また、インフルエンザの発症や罹ってしまっての重症度などは、個人個人の抗体保有状況(過去に同様の株のインフルエンザに罹ったことがある、ワクチン接種歴がある)や体調などによって大きく左右されます。

ワクチンとその年のインフルエンザ流行株が大きく異なってしまったら全く無駄かというとそうではなく、そのシーズンだけののことではなく、毎年ワクチン接種することで長い目でみれば多くの株のタイプを記憶することになり、それ以降のインフルエンザ流行やワクチン接種に対する反応性(抗体産生能力)が良くなると考えられます。

*ワクチン接種後に上昇した血液中の抗体は、数ヶ月で低下してしまいますが、そのワクチン株に対する記録は体の免疫システムの中に記憶されており、同様のウイルス株の侵入やワクチン接種などに対して迅速に反応することが出来ます。

 

接種部位の腫れ・発赤・疼痛といった局所反応(10~20%)や接種後の発熱・倦怠感などの全身反応(5~10%)が認められますが通常2~3日で自然に改善します。ワクチン成分によるアレルギー反応を認めることがありますが、他の予防接種と比べ頻度が多いといったことはありません。その他、ギランバレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)などの報告が希にあります。

 

予防接種の効果、副反応については以下のリンクも参照して下さい。

   1、厚生労働省 インフルエンザ Q&A

 

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卵アレルギーのあるお子さんの接種も行っています。

 

ワクチン製造過程で鶏卵を使用使用しているため、極微量の卵成分が含めれている可能性がありますが、現在の国内ワクチンではほとんど考慮しなくてもよい製品となっています(精製過程で卵の成分は問題のない程度まで取り除かれています)。
アナフィラキシーショックなどの重篤な症状の既往のある場合は慎重な接種対応が必要になりますが、その他の場合通常の接種と同様に接種しています。

卵アレルギーの有無に関わらず、予防接種では予測できないアレルギー反応が起こる可能性が希ながらあるので、そのような時に適切に対応できる態勢があることが重要と考えており、当クリニックでは対応できるようにしています。

 

 

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